ご挨拶
こんにちは。
今回はAtelier Katoの〈洋梨のタルト〉のご紹介です!
タルトと聞くと思い浮かぶ定番メニューのひとつですが、定番だからこそのこだわりがあります。
ぜひ最後までご覧ください♪
洋梨のタルトはどんなタルト?
洋梨のタルトはフランス語で「tarte aux poires(タルト・ポワール)」、または「tarte bourdaloue(タルト・ブルダルー)」といいます。
poiresは洋梨という意味ですが、bourdaloueはなんでしょうか??
tarte bourdaloueとは、19世紀に作られた今の洋梨のタルトの起源となるタルトのことです。
1850年頃にパリのブルダルー通りに店を構えていたパティシエによって作られていたことから、こう呼ばれているみたいですよ!
この名前で洋梨のタルトを売っているお店もあるようです。
出典:Wikipedia
tarte bourdaloueのレシピを調べてみると、
・アーモンドクリームを敷き込んだ生地に、砕いたマカロンとヘーゼルナッツを散りばめる。
・煮た洋梨を大きめに切り分けて、生地の上に配置する。
これを焼いたら完成、というもの。
当店ではマカロンやナッツこそ使用していませんが、現在多くのお店で使われているであろうレシピとほとんど一緒でした!
ちなみにこの砕いたマカロンというのは、今流通している一般的なマカロンよりもラスクに近いくらいパリパリに焼いたもので、洋梨の水分を吸う役割を担っているとのことです。
洋梨のタルトは、レシピや見た目がほとんど変わらずに今まで食べられているフランス生まれの伝統的なタルトということですね♪
Atelier Katoの洋梨のタルト
洋梨のタルトは見た目の通りとてもシンプルなレシピですが、だからこそお店によってこだわりや味の差が出てきます。
当店の洋梨のタルトは、ダマンド生地に「ポワールウィリアムス」という洋梨のリキュールを風味付けで使っています。
Atelier Katoの洋梨は缶詰のものなので、フレッシュの洋梨と比べるとどうしても香りが弱い…
ですがリキュールを生地に混ぜ込むことによって、食べた時に広がる洋梨の香りがぐっと強まります!
お子様用にご購入される方はアルコールを気にされるかと思いますが、タルトは180℃で4~50分程度焼いているのでアルコールは飛んでいます。
お子様でも安心してお召し上がりいただけますよ☆
もう一つ、いかにもおいしそうな洋梨のこの焼き目!
オーブンから出してからなるべく早くバーナーで表面を炙ることで、さらに香ばしさを際立たせます。
洋梨とのコントラストも相まって、とっても食欲がそそられますよね…!
ちなみに缶詰の洋梨を使用しているのは、フレッシュのものより品質が安定しているためです。
缶詰でもジューシーで食べ応えのある洋梨を使用していますよ♪
もちろんフレッシュの洋梨で作っているお店もありますので、これもお店ごとのこだわりの違いですね。
伝統もこだわりも大切にした一品
初めての定番商品紹介、いかがでしたか?
歴史も交えたご紹介になりましたが、当店の洋梨のタルトを食べる時にはぜひ香りに注目してみてください!
商品紹介は随時おこなっていく予定ですので、次回の更新もお楽しみに☆
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは!